ブレイク・ザ・アニマル・プリズン非公式データベース

コウモリ.ゴースト・ゴメスコウモリ.ゴースト・ゴメス

生命値
88
力
7
敏捷
8
知力
5
魅力
5
職場刑務所散髪屋
職業散髪屋
性別♂️

散髪屋の本名はゴメス。そして「ゴースト」という二つ名も刑務所に来てからつけられたものではないらしい…

ゴースト・ゴメスは元々とある移動サーカス団の「特化型調教師」だった。だが勘違いしてはいけないのは、それがセリーナが言っていたサーカス団ではなく、「B級映画」のような刺激的なショーが売りの招待制サーカス団であるということ。動物連邦でゴメスみたいな巨大コウモリは珍しいため、ボウルダートン中の物好きな権力者や金持ちの坊ちゃんたちは夜な夜な郊外に建てられた「古城」へ彼のショーを見に行っていた。

ゴメスのショーは「血の海の大きな口」と言って、毎晩のフィナーレを飾る最もスリリングな演目だった。彼の相棒、即ち彼が調教する「ビースト」は、彼と同じく一目見ただけで身の毛がよだつような「血を好むモンスター」であった。端座している観客たちのテンションを上げ、このクレイジーなショーを存分に楽しませるために、彼らが登場する前はエキサイティングな「サキュバスたちのダンス」まで用意されていた…そして、その「クレイジーな雰囲気」こそが、全てをぶち壊すパンドラの箱となったのだ。

「あいつの名前は確か…サイオン、だったっけ…覚えてないや。とにかくクソ野郎だったし、かわいそうなやつでもあった。」

サイオンは最前列でショーを観ていたが、終始緊張していたように見えた。ゴメスによれば、「サキュバスたち」がステージを降りてサイオンと触れ合っていた時、彼は緊張しすぎてずっと下を向いていたらしい。そこでゴメスは、この少年はお仲間たちに無理やりに連れてこられた「いい子」なのだろうと推理した。

そんなサイオンが、「お友達」のいじめの対象となった…

<em>「なあ、そわそわしてどうしたんだ?まさかビビってるとかじゃないよな?」</em>

<em>「しっ…もしかしたらもうちびっちゃったりして…ハハハ!」</em>

<em>「どうりでさっきあの可愛い娘を膝の上に座らせなかったわけだ!服を濡らしちゃ悪いしな!」</em>

<em>「も、もういいでしょ…僕はただ酒を飲みすぎてちょっと眠くなっただけだよ…」</em>

<em>「フン、だから言ったろ?ルイ。こいつを連れてくるべきじゃなかったんだ。良い子のサイオンくんはママの言う事を聞いて、早寝早起きしないとね!」</em>

<em>「アハハハ!でもこうも言うだろ?『仕事ばかりで遊ばない、ジャックは今に気が狂う』ってな!」</em>

こうして、ステージ下の笑い声とともに、ゴメスのショーはクライマックスを迎え、「デビルへの血の贄」という最もインパクトの強いシーンが始まった。観客の一人が協力者となり、その体に偽物の血漿をかけ、生け贄となって「血の海のデビル」を召喚するというものだった。

元々ゴメスはあの気に食わなかったルイに協力させて、彼を怖がらせようと考えていた。しかし予想外なことに、進んでステージに上がってきたのはサイオンだった。彼は拳を握りしめ、体をひどく震わせていた。怯えているのかとゴメスは思ったが……今になって振り返ってみると、その震えは興奮によるものだと分かる。

ゴメスは「血」が入ったグラスをサイオンに渡し、「儀式」を始めるよう合図したが、サイオンは動かなかった。ステージ下のルイたちはもちろんこの絶好の「チャンス」を見逃さなかった…

<em>「サイオン!何してるんだ?まさか俺たちが助けに行くの待ってるのか?」</em>

<em>「一緒に写真を撮ってもらうためにステージに上がったんじゃないよな?腰抜けサイオンは女の子たちに好かれないよ!ハハハ!」</em>

<em>「もう笑わないであげなよ、リッチ。逃げ出さずにステージに立っていられるだけで素晴らしいことだよ、そうだろ?」</em>

<em>「あのなサイオン、そのグラスに入ってるのは本当の血じゃないんだよ。この前女の子と来た時にこれやったことあるんだ…一口飲んでみな、ただのさくらんぼジュースさ。」</em>

<em>「へぇ~、そうなのか。それはよかった。サイオンのやつ、血を見ると失神するらしいからな!ハハハ!」</em>

ステージ下のお坊ちゃまたちが笑い転げているのを見て、サイオンはますます固く拳を握りしめ、やがてグラスをステージ下に叩き付けて声を荒げた。

<em>「腰抜け呼ばわりされるのはもうたくさんだ!僕は違う!何も出来ないとでも思っているのか?ルイ、リッチ!見てろ!」</em>

その言葉を聞いて、ゴメスは「厄介なこと」が起きる予感がした。団長がショーの中断を合図したが、すでに遅かった。サイオンは自分が持ってきたウイスキーの瓶を叩き割り、ガラスの破片で手のひらを切ると、一瞬にして血が流れ出た…

<em>「血が怖いって?よく見ろ!誰が本当の男かわからせてやる!お前らこそ、威勢がいいだけの臆病者だ!」</em>

ルイとリッチ、そして他の観客たちはその光景に悲鳴を上げた。サイオンは自分の「常軌を逸したパフォーマンス」が成功したと思った。しかし悲鳴の原因は彼ではなく、彼の背後で開いた「血の海の大きな口」にあったのだ。

「そいつはそのまま頭を噛みちぎられた。遺族が遺体を引き取りに来た時も、体の部分を持っていくしかなかった。なぜなら、頭は既に食べられてしまったからな…」

あれはただの事故だとゴメスは言った。相棒の「デビル」に誰かを襲う意思はなく、ただ池に垂らしたサイオンの血を食事の合図と勘違いしただけだと。ゴメスはいつも夜中に「捌きたての鮮魚」を「デビル」にあげていたから。

だが、サイオンの遺族はその解釈に納得がいかず、子供を殺したイカれたモンスターを「処刑」するよう警察に圧力をかけ続けた。「デビル」を守るために、ゴメスは自らの証言を覆し、自分がショーの前に酒を飲んだから、「デビル」に間違った指令を出したのだと「自白した」…

こうして、「過失致死」の罪を犯したゴメスはボウルダートン刑務所史上唯一のコウモリ受刑者となった。でもそのおかげで、相棒の「デビル」は強制安楽死の運命を逃れた。

「俺は自由をなくし、デビルは飼い主をなくした。最悪なのはサイオンのやつだ、彼は頭をなくした。それなのに、ルイとリッチ…あのクソガキたちは、恥をかいただけだった。」

NPC