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シャーペイ.ロッキーシャーペイ.ロッキー

職場連邦公安
職業上級捜査官
性別♂️

シャーペイのロッキーは、連邦公安の上級捜査官であり、あなたの連絡人でもある。口ではいつも「引退したい」などとうるさいが、実際は怪我を負っても決して休まない仕事の鬼だ。もちろん、そんな上司を持つことは、部下のあなたにとっては「いいこと」ではない。今回も、腕にギプスをつけたまま、他の連中に仕事を任せることもせず、いつも通りあなたの連絡人を務めた。もっとも、今回の潜入任務はあなたにしかできないことを彼は理解していたのかもしれない。そして、あなたには二人きりで「話したい事」があることも…

ロッキーと出会ったのは、あなたが首都警察署で働いていた頃のことだった。ある早朝、ランニング中にハンドバッグを持つ不審な男が地下鉄の整備用通路に入っていくのを目撃し、警察の勘が働いたあなたは即座に後を追った。そこで発見したのは、地下鉄を乗っ取ろうとするテロリスト集団だった。緊迫する状況の中、応援を呼ぶ余裕などなかった。あなたは1人で応戦するしかなく、次第に追い詰められていた。しかしその時、突如として敵の1人が裏切り、そのリーダ格を人質に取ったのだ。そして陰からもう一人現れ、手際よく残党を始末し、先頭車両に取り付けられた爆弾を見事に解除したのだった。

「なかなかやるじゃないか。俺はウェスリー、こっちの不意打ちが好きな中年のシャーペイはロッキー。俺たちは公安の捜査官だ。あいつらの注意と…火力を引きつけてもらって助かったぜ。ハハハ…」

その後、あなたはロッキーの推薦で連邦公安に入った。もちろん、今ではその辞令を受けたことを後悔しているが、今更後悔しても何も変わらないのだ。3年また3年の潜入生活を経て、ようやくロッキーはあなたを元の警察署に戻すことを約束してくれた。彼が折れたのは、恐らく「ウェスリーの死」があったからだろう。どれほど腕が立とうが、どれほどのエースだろうが、いずれあなたも同じ末路を辿る…ロッキーはそれを恐れているのだろう。彼自身も、今回ばかりは本当に引退するつもりなのかもしれない。

だがその前に、あなたはこの刑務所に潜入するという「重要任務」を遂行しなければならない。さもなくば、あなたの辞令も、ロッキーの退職金も、任務の失敗とともに水の泡となる…そしてロッキーには、あなたの行動に外部の支援を提供すること以外、もう一つやるべきことがあった。それが、公安の上級捜査官としての立場を利用し、「ウェスリーの死の真相」を探ることだった。

あなたが「フェンリル」の隠れ場所に関する重要な手がかりがキッチンにあることを突き止めた頃、ロッキーのほうも進展を見せていた。本部の証拠保管室に潜り込み、ウェスリーが最後の任務の時につけていた腕時計型録音機を「拝借」してきたのだ。その中に入っている録音を分析した結果、ウェスリーは敵対組織の銃弾を受けて死んだわけではない可能性が浮かび上がった…そしてロッキーによれば、ウェスリーにこの任務を命じたのは、なんと副部長「シフゾウのスルト」だったらしい。そして録音の内容から推察するに、ウェスリーは単なるギャングの麻薬取引をはるかに超えた、巨大な陰謀に巻き込まれてしまったのかもしれない。

ついに任務のターゲット「フェンリル」を見つけたが、本部へ報告の電話を入れると、応答したのはロッキーではなくスルトだった。彼の話によれば、ロッキーは「体調不良」のため任務を降り、代わりに自分が直接指揮を執ることになったと。だがあなたは知っている。ロッキーは腕を負傷していようと、途中で任務を放棄するような男ではない。ましてや、単身で刑務所に潜入中のあなたを置き去りにするはずがない。つまり、彼は何か厄介な事態に巻き込まれたに違いないのだ。最悪の場合、ウェスリーと同じく「知りすぎた」がゆえに消された可能性もある…

ロッキーの支援を失った今、頼れるのは自分しかいない。だがそれでも、あなたは諦めるつもりはない。この手でフェンニーを救出し、この「特別任務」に隠された真実を暴いてみせる…

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