存在感の薄いパンサー。話しかけてみると、この刑務所でハイイロオオカミのフェンリルを探すよう頼まれた。そいつには大金を貸しているらしい。その宝探しの話には興味をそそられるが、なにやら隠し事もあるようだ…
自分の過去については頑なに触れようとせず、ただ戦闘訓練を受けたことがあり、刑務所に入った理由は違法レースへの参加と警察への暴力行為としか分からない。シャープファングに入ったのもフェンリルを探すためらしい。フェンリルのことがますます気になってきた。
更に問い詰めると、ボブはようやく「真実」を教えてくれた。彼の話によると、フェンリルはとある有名な犯罪組織の一員で、その組織の核心に関わる秘密を握っているという。その秘密は高く売れるらしく、知り合いの国際情報屋は黄金1箱分も出してくれるそうだ。ただ、その情報屋が言うには、その秘密には「賞味期限」があり、期限を過ぎればなんの価値もないものになる。だからボブは、できるだけ早くこの刑務所でフェンリルを見つけ出さなければならないのだ。
もしフェンリルの居場所を教えれば、秘密を聞き出した後に報酬の黄金を半分分けてくれるそうだ…
こいつの言うことなんか信用できるのか?まだ何か隠しているんじゃないか?そんな疑問を抱かずにはいられなかった。